~ディテールに宿る高級感と機能美~
前回のコラムでは、2024年1月完成の本物件における「外観」と「リビング空間」のデザイン性についてご紹介しました。
今回は、さらにリビング・寝室、共用部・廊下に焦点を当て、差別化と機能性を追求したポイントを詳しく解説します。
写真とともに、細部に宿るこだわりをご覧ください。
リビング・寝室:細部で差がつく、圧倒的な住み心地
本物件は、リビング・寝室においても、デザインと実用性のバランスが非常に高い水準で設計されています。
デザイン・設備のポイント
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備え付けチェアスペース(腰壁)デザイン
腰壁のデザインによってリビングに自然なワークスペースを作り出しています。リモートワークや趣味の作業にも最適で、圧倒的な差別化ポイントに。
また、これはオーナー様が初めてチャレンジした仕様であり、他物件との差を強く印象付けています。 -
備え付け食器棚とキッチン台
キッチンに直接設置された食器棚により、使い勝手(ユーザビリティ)が大幅に向上。限られた空間を無駄なく使う工夫が施されています。
共用部・廊下:ホテルライクな非日常感を演出
共用部や廊下も、単なる「通路」ではなく、住まいのグレード感を高める重要な要素としてデザインされています。
デザイン面のポイント
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カーペットによるホテルライクな演出
2階共用廊下にはカーペットを採用し、まるで高級ホテルのような柔らかい歩行感と静かな空間を実現しました。 -
ライトアップを壁沿いに這わせる演出
建物内部の照明は、壁沿いに這わせる間接的な演出により、空間の立体感と奥行きを演出。夜間でもやさしく上品な雰囲気を保ちます。 -
クロス仕上げでもホテルライクな印象に
コストを抑えながらも、クロスの貼り方や柄選びに工夫を凝らし、室内共用部全体でホテルのような高級感を演出しています。 -
室内共用部設計による修繕コスト削減
雨風にさらされない設計となっているため、一般的な外部廊下に比べて修繕コストを大きく抑えることが可能です。 -
間接照明によるデザイン性アップ
廊下・共用部の照明には間接照明を積極的に活用。直接照明に比べて柔らかく、居心地のよい空間を作り出します。
まとめ
今回ご紹介した本物件は、単なる「住まい」という枠を超え、生活体験そのものを豊かにする工夫が細部にまで施されています。
リビング・寝室のユーザビリティ向上はもちろん、共用部の高級感やメンテナンスコスト削減に至るまで、オーナー様と設計者のこだわりが随所に感じられる仕上がりです。